運動総研2023年夏期集中講座が6月28日からスタートしたので、さっそく当日の夜、トップセンターⅡ‐3上級を受講しました。
申し込み締め切りは7月9日までなので、受講を迷っている方の参考になればと思い、感想を書きます。
トップセンターⅡ‐3上級は、どんな講座だったか
講座の内容については高度運動科学トレーニングサイトに書いてあります。
高度運動科学トレーニングサイトのトップセンターⅡ-3の説明を読む
これを僕なりに表現をすると、脊椎をひとつづつバラバラにするためのトレーニングを高岡英夫先生から受けられる、というところでしょうか。
受講をし終えて(と言ってもまだ一回見ただけですが)、はっきり言えるのは、映像講座のトップセンター上級シリーズの中で、Ⅱ-3の難易度は一番高い、ということです。
あくまで2023年6月の時点での評価で、今後もっとレベルの高いものは出ると予想されますが、現時点ではそうです。
そして、個人的な感想になりますが、一番おもしろさを感じました。
これは人によるのでしょうが、自分の取り組んでいるテーマと合致したのが大きかったと思います。
トップセンターⅡ‐3上級がオススメの人
- 背骨の拘縮解消法をやり込んできた人
- 拘束腰芯溶解法仙骨操作系をやり込んできた人
- 背骨の回軸鍛錬法をやり込んできた人
- トップセンターⅡ-1上級、トップセンターⅡ-2上級を受講した人
- 極意武術協会の会員
トップセンターⅡ‐3上級をオススメできない人
- ゆる体操、運動総研の講座をやり込んでいない人
- トレーニング不足で脳が鍛えられていない人
- 地道なトレーニングができない人
- 飽きっぽい人
Ⅱ‐3上級を受けたかった理由
Ⅱ-3上級はトップセンターのシリーズの中でも最も受講したい、と思って申し込んだ講座でした。
講座の解説に「仙骨の理想的な5仙椎分化」とあったからです。
かれこれ何年も毎朝、目が覚めると布団の中で背骨の拘縮解消法と拘束腰芯仙骨操作系のトレーニングをしているうちに、以前は一つの塊だった仙骨がバラバラになりつつあることに気づきました。
自分の仙骨のいろいろな部分がいろいろな方向に動くことに気づいてから、「はて、この先どうしたもんだろう」と正直、悩んでしまいました。
上達下落落下線の法則のように方向性が逸れてしまう可能性があるし、何より仙骨系のトレーニングは下手をすると、心身に有害な影響を与える可能性もないわけではないためです。
上達落下線についてご存知ではない方は、こちらをお読みください。
そして、ここ2年半のトレーニングのテーマが脊椎の分化だったので、トップセンターⅡ-3の目的「5仙椎分化を受けての30脊椎波揺直交法受動法による極めつきの脳疲労を一発解消し切る”史上最高のセンター天芯抜け”を経験し、この30脊椎波揺直交法を大好きになること」は自分にピッタリでした。
トップセンターⅡ‐3上級を効果的に受けるには
トップセンターⅡ‐3上級はⅡ-1上級、Ⅱ-2上級を受けてから受講したほうがより効果が出ます。
これは実際、受けてもらうと納得いただけると思います。
背骨の拘縮解消法や背骨の回軸鍛錬法などで背骨が一定のレベルまで分化していないと、Ⅱ-3を受けても「できてるかどうかわからなかった」「何が何だかわからなかった」となる可能性はあります。
難易度の高いものに挑戦すれば、早く上達するものでもありません。
背骨周りが固い人は、あせらず首、背中、腰の拘縮を取ってからチャレンジしても遅いということはありません。急がば回れ、は真実です。
Ⅱ‐3は上級の中でNo.1だった
トップセンターⅡ-3は難易度、おもしろさともに現時点でNo.1でした。
ただ、おもしろさを感じたのは自分のテーマと講座の目的が合致したためで、人によっては「こんな地味なことはやってられない」と感じるかもしれません。
運動総研の講座を選ぶ際には、講座の名称や目先の願望で飛びつくのではなく、ゆる体操の成熟度や普段の取り組みのテーマに合ったものを選択すると得るものが大きいと私は思います。
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