高岡家 家伝冷水摩擦

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高岡家 家伝冷水摩擦は、東日本大震災をうけて高岡英夫先生が『月刊 秘伝』誌上で公開したものです。

冷水摩擦を行うことで最小限の水で体を清潔に保つことができ、日常生活だけでなく被災時にとても有効な方法です。

高岡家 家伝冷水摩擦をネット上に公開したきっかけは、2016年4月に起こった熊本地震でした。

被災された熊本在住の方から「以前、福海さんはブログで高岡先生の冷水摩擦を紹介していたような気がするのですが、教えてもらえませんか」と私に問い合わせがあったのです。

冷水摩擦のやり方そのものはブログに書いていなかったのですが、すぐに運動科学総合研究所へ電話をし「このような要望があるので、公開してもいいでしょうか」と提案しました。

すると、すぐに高岡英夫先生からのOKも出て、公開するはこびになったのでした。

日本は比較的、災害の多い国です。

災害そのものは起きてほしくないものですが、遭遇した場合にはぜひ冷水摩擦をご活用ください

原典となる『秘伝』2011年8月号には冷水摩擦以外にも東日本大震災における高岡英夫先生の考察が掲載されているので、興味のある方はお読みください。

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また、冷水摩擦に使用するのはサラシが最もいいので、本格的にやりたい方はサラシを用意するといいでしょう。

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著作権者である高岡英夫先生、運動科学総合研究所の許可を得ていて、災害時においてはコピー、シェア、拡散は歓迎します。

以下、『秘伝』2011年8月号特集『高岡英夫の護身学』の『コラム「高岡家 家伝冷水摩擦」』より掲載したものです。

ここで紹介する冷水摩擦は、代々武術家の家系だった我が高岡家に、武術の一部として伝わる家伝の技法です。
今回の東日本大震災のような大きな災害に見舞われると、運よく避難することができてたとしても入浴などは望むべくもなく、何日も不潔な状態に耐えなければならなくなります。それはきわめて不快な状態で、そのことがまた大きなストレスとなってきます。
それに対して自衛隊や自治体などが簡易シャワーや仮設の入浴施設を用意したりといった対策は、当然各地で行われてきました。また個人単位でも廃材やドラム缶などで風呂を作ってしまった人もいるようですが、これらは護身学の立場で言えば、対抗的な対応といえます。
だとすれば、こうした問題に対する回避的な対応とはどのようなものなのか?
それは第一に身体を拭き清めること。そしてとくにおすすめしたいのが、我が家で江戸時代初期から伝承されてきた秘伝の冷水摩擦の方法です。
用意するものは洗面器一杯弱の水と、昔のサラシ(今日の糸のようにきれいに撚れていない糸を使った少し厚めのサラシ)が一番理想的ですが、なければ手ぬぐい、もしくはできるだけ薄手の一番安価なタオルを使います。手ぬぐいの本数はできれば三本、一本目は顔と頭部、二本目は上半身、三本目は下半身と使い分けます。それに水を含ませ、これ以上絞れないほど固く絞ったら八つ折に畳み、右利きの人なら左手に手ぬぐいを持ち、右手の手先→手首→前腕→上腕→肩周り→脇の下と拭き、ここで一度手ぬぐいを折り返してきれいな面を出して、同じように左腕を拭いていきます。ここで利き腕側から拭いていくのがひとつのコツです。
次にまた新たな面を出し、首→耳周り→喉→胸→上腹部→脇から横腹(体側)、背中と拭いていきます。背中は、手の届く範囲は八つ折のまま拭き、手が届かない所だけ縦四つ折にして袈裟(ケサ)をかけるように斜めに拭きます。下半身は、腰から臀部→下腹→陰部→太もも→膝→すね→足首→足先の順に拭いていきます。大抵、足首から先は一番汚れているので、最後に。陰部は必ず手ぬぐいの新しい面を出して拭いて下さい。陰部はそれ自体が不衛生な箇所ですが、同時に粘膜質で、他の雑菌と接すると弱い部分でもあるからです。
手ぬぐいをすすぐときは、用意しておいた洗面器の水をさらに半分ずつに分け、その片方で充分に洗って、一滴も出ないほど固く絞ります。そして残りのきれいな水でさらに充分に洗って再度固く絞れば、継続して清潔な手ぬぐいとして利用することが可能です。
頭部には、ちょうど掌にグレープフルーツを持ったときのように上を向けて指を広げておきます。そこに両手の間で手ぬぐいがたわむように持って、そのまま頭部にかぶせるようにし、髪の毛をまたさぐって十本の指先を頭皮に立てるようにするのです。このとき、できるだけ髪の毛を頭皮と手ぬぐいで挟まないように。
そして非常に小刻みに、頭皮と毛穴を拭いてください。その動かし方は小刻みであればあるほどベターです。
いったん慣れてしまえば頭皮全部を摩擦するのに、2~3分もあれば十分です。おそらく、普段のシャンプー・リンスを使った洗髪よりも、ずっと手早くできるはずです。
爪こそ立てる必要はありませんが、指先で丁寧に頭皮を摩擦すると、ビックリするほど汚れが取れ、あっという間に手ぬぐいが汚れてきます。だからこまめに指先と手ぬぐいの位置関係を変えていくのが肝要です。頭部全体を拭き上げるのに、ちょうど手ぬぐいの面積を一本まるまる使いきるのが最適で、上手にできると頭の端から端まで見事にきれいで清潔、気分もすっきり爽快に仕上げられます。しかも通常のシャンプーによる洗髪の何倍も高い健康効果が得られます。この方法は、きわめて丁寧な頭皮全体にわたるマッサージにもなっているので、副次効果として薄毛や脱毛予防にもバツグンの効果を発揮します。また、それ以上に注目すべきは、脳疲労を解消して、脳の活性化も図れることです。ちなみに、我が高岡家は代々禿げ頭の家系で、私の父も還暦前には見事な禿げ頭でした(笑)。私にこの冷水摩擦を伝授してくれた張本人なのに、頭部の冷水摩擦、頭皮のマッサージに重きをおかず、養毛剤の開発利用に励んだのです。一方、私は薬物に一切頼ることなく、頭皮マッサージに髪の行方を賭けたのですが、その結果はご覧のとおり。
この冷水摩擦でもっとも肝腎なことは、災害で水が入手できなくなったときの、典型的な回避的対応法だという所です。飲料水の確保は災害時の最優先課題となるわけですが、それとは別に、身体が汚れ、不衛生のままでいるということは、本人や周囲の人々にとって、大変大きなストレスを生じさせます。それを決定的に回避させることができる秘術がこの冷水摩擦なのです。この技法を身につけておけば、いざというときも、毎日1時間入浴し、丁寧に身体を洗っているという人とまったく遜色ないほどきれいになり、清潔さを保でます。しかも、冷水摩擦という行為そのものが、全身のきわめて優れたマッサージであり、マッサージされる側の皮膚を通して、神経細胞がどんどん活性化され、さらには血行も良くなります。
さらに極めつけともいえるのが、「さする」「こする」という運動が、身体と身体意識の開発のために、じつにすばらしいトレーニングになるというメリットです。全身を隈なく拭き上げようとすると、手を大きく伸ばしたり、難易度の高い体勢を強いられたりして、自然とストレッチになるだけでなく、全身の複雑な形態に合わせて、鮮やかに身体をくねらせるのは、それだけでかなり高度な動きといえます。
私は仕事が立て込んでくると2週間くらい風呂もシャワーも浴びなくなります。とくに運動総研の集中講座の時期などは、完全にこの冷水摩擦だけで乗り切ります。お風呂に入るとたしかにリラックスもできますが、同時に気が抜けてしまう部分があるので、高度な集中力を要求される集中講座の期間中は冷水摩擦によって、集中力を維持し、良質な気も身体の中に温存しながら、身体を清潔にし、皮膚の摩擦を通して神経細胞を活性化し、血液の循環を良くして、さすることで質の高い身体運動までを一気に行ってしまうのです。石鹸の類を使わないので余分な残り香もなく、講座の最中もその前後も、大変快適に過ごせるのです。
これだけ日常から非常時まで役立つ秘法は他に類がないのではないでしょうか。今回は東日本大震災を目の当たりにして、この家伝の冷水摩擦を公開することを決意したわけですが、これを機に、平時から週に一回ぐらいこの冷水摩擦を実践し、エコな日常と高能力、そして危機管理法にまで精通した、武術家らしいカッコいい生き方に取り組んでみてください。

『月刊 秘伝』2011年8月号、特集『高岡英夫の護身学』の『コラム「高岡家 家伝冷水摩擦」』より

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